幻の巨大空母“信濃”~乗組員が語る 大和型“不沈艦”の悲劇~

幻の巨大空母"信濃"~乗組員が語る 大和型"不沈艦"の悲劇~

情報
幻の巨大空母“信濃”~乗組員が語る 大和型“不沈艦”の悲劇~
放送局
NHK BS1
放送日
BS1スペシャル 8月18日(日) 13:00~14:49(再放送)(10分のBSニュースを挟み、前編50分・後編49分でお送りします)
公式ホームページはこちら

番組概要

太平洋戦争末期に登場した幻の空母『信濃』。
もともと、戦艦「大和」「武蔵」の兄弟艦として建造途中、急きょ、空母に改造されました。
明瞭にその姿を捉えた写真は、軍事機密だったため、わずか1枚のみ。この1枚の写真から番組が始まります。

大和ゆずりの強固な防御力を持ち『不沈空母』として華々しい活躍が期待された『信濃』。
しかし昭和19年11月29日。初めての航海の途中、たった4発の魚雷攻撃で沈没...。
一度も戦場に出ることなく、また、一機の戦闘機も出撃させることなく、海の藻屑と消えてしまいます。そして『信濃』は、後に「幻の空母」と呼ばれるようになります。

「不沈艦」と呼ばれていた『信濃』は、なぜ沈没してしまったのか?
4K高画質のCGで『信濃』最期の姿を再現、生存者へのインタビュー、新発見の貴重な写真をひも解くことで、沈没の知られざる真相に迫ります。

2.生存者の証言などをもとに現在制作中の「信濃」CG.png6.呉海軍墓地で再会する元・乗組員の2人.jpg

スタッフからみなさまへメッセージ

番組冒頭、私たちは空母『信濃』が作られた神奈川県横須賀市で街行く人にインタビューしました。『信濃』を知っていますか?と。『三笠』を生んだ軍港の街・横須賀でしたが、『信濃』については、高齢の方でも知らなかったのです。

昭和19年11月29日に『信濃』が沈没してまもなく75年。
当時少年兵として乗船していた人たちは、生きている方でも90歳を超えています。
そして、昭和30年代に『信濃』の生存者・関係者で結成された"空母信濃会"という団体がかつてありましたが、メンバーの高齢化などを理由に、平成27年に解散してしまいました。 『信濃』の真実に『生の声』で迫ることのできる最後のタイミングかもしれない...。そう思い、取材を試みました。
はじめは「そんな昔のことは忘れてしまったよ」と言っていた元・乗組員の皆さん。しかし、話をするにつれ、ふと、当時のことを思い出したのか、眼光が冴え、語り口調が流ちょうになってきました。
日本海軍の切り札として造られた船に乗れることの高揚感、「不沈艦」と信じてきた船が脆くも沈められたことについての絶望、命からがら脱出できた元・乗組員たちがみた「信濃」の最期...。
そんな彼らの生々しい証言を時間を許す限り、紹介していきます。

この番組では、元・乗組員の証言などを踏まえ『信濃』沈没の経緯を丹念に検証していきます。すると、戦時下に直面していた本当の日本の姿が見えてきました。

ナレーション

 増谷康紀 佐藤利奈

スタッフ

制作統括 渡辺 圭・西部裕樹
プロデューサー 長野高士・河田宣正
ディレクター 加藤 誠・犾守一弥
サポートスタッフ 吉村慶介・玉城 歩
制作スタッフ 豊吉美功・中村佳奈子