シエラレオネ共和国

2009.06.23

映像取材部 大津 豊

FNSチャリティー「シエラレオネ共和国」
取材日時 2009/05/09~5/24 オンエア 2009/06/22,23(とくダネ)

シエラレオネ共和国

シエラレオネ共和国

2009年度のFNSチャリティキャンペーン支援国は西アフリカの「シエラレオネ共和国」。

内戦が終了してまだ10年も経たっていないこの国では、人口の約6割が1日1ドル未満で暮らし、貧困下で暮らす子どもの多くが、生存・成長・教育などのあらゆる機会を奪われています。またシエラレオネではインフラ整備が遅れているため、衛生状態が非常に悪く、母体・新生児・乳幼児の生命が危機にさらされています。新生児の死亡率は56/1000人、乳幼児の死亡率は267/1000人、5歳未満児の死亡率は270/1000人と世界で最悪です。そんなシエラレオネ共和国の現状をフジテレビ中野美奈子アナウンサーと共に、首都フリータウンとケネマ州をメインに取材をしてきました。

フリータウンのスラム街 UNICEFの車で移動 水汲みののどかな風景

首都フリータウン

ストリートチルドレンの取材。彼らの13~18才と年齢はやや高め?

成田からロンドン経由でシエラレオネに入り、首都フリータウンまではヘリでの移動でトランジットを含め約32時間の長旅でした。

カメラを向けた瞬間、怒り出す物売りの女性、トラックの荷台に乗る集団の男たち・・・
各国のメディアの目にさらされた市民の心は傷ついていたのでしょう。
スラムの入り口では、昼真っから若者達がたむろしていました。
目の見えない18歳の少女をインタビューしていた時、30人くらいの群集に囲まれてしまいました。一人の男性が大声で話す。それに賛同する群集。「働きたいけど仕事がない」

どこへ行っても子供たちが寄ってくる

どこへ行っても
子供たちが寄ってくる

フリータウンの墓地

フリータウンの墓地

インタビューをしているとあっという間に黒山の人だかり。

インタビューをしていると
あっという間に黒山の人だかり。

ケネマ州

ダイヤモンド鉱山で働く少年は、学校に行くお金がないため、太陽の下汗を流しています。

学校に通学していた時は、「学校で1番の成績だった」と、元教師は話してくれました。

あっという間に終わってしまうケネマのメインストリート

あっという間に終わってしまう
ケネマのメインストリート

サンダル売りのお姉さん

サンダル売りのお姉さん

車が止まるとすぐ物売りがやってくる

車が止まるとすぐ物売りがやってくる

取材車がエンコして怒りまくるドライバー

取材車がエンコして
怒りまくるドライバー

映画「ブラッドダイヤモンド」で有名なダイヤモンド鉱山

映画「ブラッドダイヤモンド」
で有名なダイヤモンド鉱山。

監視のおじさんが目を光らせていた

監視のおじさんが目を光らせていた

映画「ブラッドダイヤモンド」で有名なダイヤモンド鉱山。
このダイヤモンド鉱山の支配権を巡って大規模な内戦が起きた。子供たちがダイヤモンドを
くすねないように監視のおじさんが目を光らせていた。

前述のダイヤモンド鉱山で働く少年 将来何になりたいか聞くと副大統領だという。なぜなら副大統領の方が小回りがきくからという(笑)さすが学校で一番。

前述のダイヤモンド鉱山で働く少年。将来何になりたいか聞くと副大統領だという。
なぜなら副大統領の方が小回りがきくからという(笑)さすが学校で一番。

町の小児病棟。母親に抱えられた1歳4ヶ月の幼児の口はタダレ、お腹は風船のように腫れていた。容体が急変したのは30分後・・・鼻にチューブを入れ、お腹にたまった液体を搾り出す。小さな手と足をばたつかせている。
町には、伝統的な薬草を使った病気の治療法が、今もおこなわれているそうです。

この幼児のお腹にたまった液体は、そうした薬草だった。口の傷は飲むのを嫌がった証拠だったと思う。病院内での治療は、母親の血液の輸血と、少量の薬だけ・・・。幼児は僕たちの目の前で、その短い生涯を終えました。
シオラレオネは、5歳児未満の死亡率が世界一という事実を実感する瞬間でした・・・。

ケネマの小児病棟

ケネマの小児病棟

テレビカメラでは内部を撮影したが、写真は取る気にはなれなかった

テレビカメラでは内部を撮影したが、
写真は取る気にはなれなかった