夢描く共テレ人
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クリエイターの幸せなくして最高のコンテンツは生まれない。
“働きがい”を醸成して世界へ乗り出そう!

共テレで働く人々“共テレ人”の日常を紹介する“夢描く共テレ人”。第二回は2022年7月に代表取締役社長に就任した石井正幸。文字通り共テレを代表する共テレの顔!テレビマンとして熱いクリエイター魂を持ち続ける石井社長は日々何を感じ、どんな日常を送るのか。共テレ人への想いと知られざる姿に迫ります。
テレビがついていないと落ち着かない!寝る直前までテレビと共に

― 社長の日常について教えていただけますでしょうか?仕事を開始する時間や終了時間等は決まっているのでしょうか?
石井社長:社長の仕事には何時にスタートして何時に終わる、といったルーティーンはありません。仕事をする場所も時間も内容もその日によって違いますね。
― 仕事が終わったらパッと切り替えてプライベートの時間を楽しまれるのでしょうか?
石井社長:家に帰ってからも共テレが制作した番組はもちろん、他の番組や映像作品を観ます。なによりテレビ屋でもあり趣味なので映像を観る時はどんなに溜まっていても倍速で観ることはあまりありません。倍速で観てしまうと作り手が意図した“間”などが分からなくなってしまうし、なにより作り手に失礼だと思うのです。ですが、全てを観終わることはできないのが現状です…。

― 常にお仕事のことが頭にありながらの生活をされているのですね。気分転換でされることはありますか?
石井社長:料理ですかね。作る時にはどんなメニュー構成にするかを考えて、自分で買い出しにも行って、完全に料理に集中しています。料理を作るというのはすごくクリエイティブな作業だと思います。あとは家の近くを5㎞ほどウォーキングする時にその時の気分でラジオを聞くのですが、これが気分転換になっています。普段はずっとテレビを見ているので。ラジオは特にこの局とは決めずなんでも聞きます。音がないのがダメなのかな?テレビがついていないと落ち着かない。寝る直前までテレビをつけています。
― 寝る直前まで見ているとなると、夢にも出てきそうですね。
石井社長:仕事に関する夢を見ることはしょっちゅうです。なぜか定期的にみる悪夢が3つあります。内容は…秘密です(笑)。
― 家にいてテレビがついていない時間は全然ないですか?
石井社長:掃除の時はつけません。気になるワードが耳に入ってくると「なんだ?」って気になって作業が進まないから掃除の時は唯一消しています。ですが観たい映像はたくさんあるので、なかなか掃除ができないです(笑)。
― 本当にほとんどの時間をテレビと共に過ごされているのですね。
石井社長:あ、でもお風呂の時間はテレビを見てないです。朝風呂派なのですが、お風呂にはテレビがないので毎朝10分くらい湯舟に浸かっている時にいろいろな考えがまとまるんです。不思議ですよね。その時間から一日をスタートさせるのが唯一のルーティーンです。

“働きやすさ”の土壌に“やりがい”の種を撒く
― 仕事をする上で大切にしていることはありますか?
石井社長:常にあらゆる事を想像しています。想像する時間は本当に楽しいですね。「これ、絶対面白い!」なんて一人でニヤニヤしたりして(笑)。想像する力はクリエイターにとって必要不可欠。どれだけ想像してそれを膨らませて創造できるか。“共テレ人は誠実な創造集団です。”と言っていますが、創造するには想像力が必要だと思っています。
― その力を社員にも、もっとつけて欲しいと思っていらっしゃる?
石井社長:そうです。創造する力をつけるために日々真摯に熱をもって仕事に向き合い、学習し、現場で自分がワクワクするやりがいの種をたくさん見つけて欲しいと思います。
― やりがいが大切だと?
石井社長:はい。どんな仕事でも必ず“やりがい”がほしいですよね。やりがいを見つけたら、その種をどんどん大きくして欲しいと思っています。やりがいには厳しさも必要です。ですが、やりがいが大きくなればなるほど、仕事に対する幸福感が高まると思うのです。そのために会社は“働きやすさ”の土壌を提供する。クリエイターの幸せなくして素晴らしいコンテンツは生まれないと思います。
― “クリエイターの幸せなくして素晴らしいコンテンツは生まれない”という考えは素晴らしいですね。
石井社長:“働きやすさ”の土壌に“やりがい”の種をたくさん撒いたら、美しい花や美味しい実がたくさん創造されます。そしてそれらの花や実はお客様や視聴者を幸せにします。そんな幸せの好循環を育むために共テレは“働きやすさ”と“やりがい”を掛け合わせた“働きがい”を醸成していきたいと思っています。

全員がクリエイター!現場を想うことからすべてが始まる
― 共テレでは社員全員がクリエイターと謳っていますがその意味を教えていただけますか?
石井社長:制作現場ではアシスタントディレクターや助監督等の下支えの存在はとても大切です。彼ら、彼女らがいなければ番組は成り立たない。優秀な一握りのディレクターやプロデューサーがいるだけではダメなのです。その偉大さをしっかりと全員が認識しクリエイティブな思考を持つクリエイターでいて欲しいと思います。そして経理や総務等の事務方の人間も常に現場を想い、そのために動く。私たちはワンチームです。ゼロからイチを生み、それを百にも千にもしていくためには全員がクリエイターとして仕事に取り組むことが不可欠だと思っています。

世界へ乗り出すために日本を知る
― これからの共テレの展望を教えてください。
石井社長:将来的に共テレ発の共テレオリジナルの映像コンテンツで世界に勝負をかけていきたいと思っています。その力が我々にはある。一人ひとりが働きがいと幸せを感じながら唯一無二の企画力を持って、高いクリエイティブを発揮すればそれは必ず実現するでしょう。そんな想像をしながらワクワクしています。
― 石井社長がこれからプライベートでやってみたいことなどがあれば、ぜひ教えてください。
石井社長:もっと日本を知りたいと思っています。仕事で海外にはあちこち行きましたが、60歳の時に日本の名所にはほとんど行ったことがないと気がついて伊勢神宮や出雲大社を参拝する旅をしました。これからもっと全国の神社を巡りたいと思っています。その土地の良さを知り、“神の国 日本”を知って世界へ乗り出す準備を整えたいですね。

石井正幸
代表取締役社長 制作センター長
フジテレビ勤務時に主にバラエティを中心にディレクターや演出、プロデューサーとして活躍。2013年共テレへ出向。2022年6月より共同テレビ代表取締役社長となり現在は制作センター長を兼務している。
(2024年7月取材)