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ENTRY NUMBER 03
長編記事公開

2012年入社
第2制作部 ディレクター
C.S
制作実績
(番組名・順不同)
・ノンストップ!
・チコちゃんに叱られる! など
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農学から、テレビ局へ
大学での専攻は農学です。映像関係を学ばれていた方が多い当社の中では、すこし変わった経歴かも知れません。噂では、授業を通じて経験した牛舎の掃除や動物の飼育が“ある種の現場力”と評価されて採用に至ったそうです(笑)。確かに、農学で得た知識はあまり役立っていませんが、フィールドワークで培ったタフさには助けられているように感じます。入社後は、すぐに情報番組へ配属。平日の月曜から金曜まで毎朝放送されるその現場でADとして働き始め、3年でチーフADからディレクターへ昇格し、そのまま6年間ほど働きました。テレビ局へ直行直帰する毎日でしたので、共同テレビの本社へ来るのは年に1、2回ほど。とにかく夢中で経験を積む日々でしたが、最初の頃はやっぱりキツかったですね。エピソードが多すぎて、何から話せばいいのかというほど…。
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初めての失敗は“おしぼり”
当時を振り返り、まず思い出すのは『おしぼり担当』だった頃の記憶です。出演者が食事をするコーナー用に“湿ったおしぼり”を用意するのですが、私が初めて用意したそれは“湿りすぎ”。いざ生放送の本番になり出演者がおしぼりを手に取ると、水がボタボタと落ちてきちゃったんです。もちろん、衣装もビチャビチャ。CMに入った後、タオルを持って集まったスタッフから「誰だ、今日のおしぼり作った奴!」と怒号が飛びました。他にも、失敗は数えきれません。コピーをすれば、端が切れている。お茶を入れれば、お客様の前から出してしまう。街頭インタビューに至っては、数え切れないほどの人に声をかけては無視をされ、一日が終わる頃には心が折れていました。ADの頃は気遣いができなくて怒られるし、ディレクターになってもやっぱり「才能ないんじゃないか」と落ち込むしで、ポジションが落ち着くまでの“最初の5年間”は本当にキツかったです。
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新しい番組、新しい舞台
情報番組で6年間ほど経験を積み、ディレクターとして一通りの仕事ができるようになった頃、新しい番組制作に伴い本社から呼び出しがかかりました。以来、ディレクターとして関わっているのが『チコちゃんに叱られる!(NHK)』です。ディレクターと一言でいっても、番組の内容によりその仕事は大きく異なります。例えば『チコちゃんに叱られる!(NHK)』では、ネタを出す会議への参加から始まり、台本を書く作業もディレクターが担当します。さらに、VTR一本分の担当者としてリサーチや専門家への取材依頼および実施、ロケに際しての撮影や街頭インタビューでの声かけも行います。もちろん、VTRの編集作業や、収録にも参加しますので、担当するVTRの“ほぼすべて”を担当しているといっても過言ではありません。また、ロケの最中に台本ではない部分で盛り上がった際はそちらを使用するケースもあるので、柔軟な判断が求められます。
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あの頃の経験がくれた、貴重ないま
『チコちゃんに叱られる!(NHK)』は、お陰様で多くの方から反響をいただいています。私自身、この番組に携わる中で、たくさんの貴重な経験をさせていただいています。例えば、国民的歌番組の現場へ参加できたり、世界的なスポーツイベントのお手伝いができたりなど、数えればきりがありません。こうしてお仕事ができるのも、新人時代の自分を育ててくださった情報番組の現場があったからだと、心から感謝しています。 もし、私たちと一緒に働きたいと思ってくださる学生の方がいるのなら、ぜひ“元気で明るいこと”を大切にしてほしいと思います。元気で明るくて、どんなことでも楽しめる方なら、高度な知識や岩のような根性がなくてもきっと大丈夫。周囲にはプロが大勢いるので、しっかり教えてくれるはずです。私自身、農学部卒ですから。安心して来てください。
※内容は、すべて取材当時(19年10月時点)のものです
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