きっかけは“映画のメイキング”
小さい頃はバレエを習っていましたが、学生時代の専攻は理工学部。いわゆる“リケジョ”でした。卒論のテーマも、熱力学や流体力学が中心でした。そんな私がテレビ業界へ入った理由は、シンプルな“憧れ”から。昔見た映画のメイキングで、カメラの後ろにいる何十人というスタッフを目にし「こういう大きなモノを皆で作り上げる仕事に携わりたい」と考えました。その中で共同テレビを選んだのは“中継車”がカッコ良かったから。最新の機器が揃っているその環境が、理系の私に「ここで働きたい!」と思わせたんです。最近も制作技術部では4K HDR制作ができる最新のIP技術を採用した中継車を導入したんですよ。最も仕事が大変だったのは、入社後2年目までの時期です。それまで放送業界で働いたことがなかったので、身体のリズムを作るのに苦労しました。また、仕事の勉強もしたかったので、時間を見つけてはテキストを開いていた記憶があります。チーフになる2年目の後半までは、休みの日はほぼ寝て過ごしていました。